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〔Part168〕~事故時ぶつける箇所(ドイツでの結果)

ヘルメット総合スレッド〔Part168〕
http://logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/bike/1317955659/

12 : 774RR : 2011/10/07(金) 13:03:57.96 ID:Ldr7tyGW
   http://www.soundrider.com/archive/safety-skills/crash_padding-pt2.htm

   メロンをそのままで落下させたのとヘルメットに包んだメロンを落下させた動画に見覚えがあるかもしれない。
   そのような畏怖を感じさせる動画は人の注意を引くかもしれない。
   しかし真に重要なのは頭蓋骨が割れないようにすることではない。その中にある脳の保護だ。

   David Thom (キャリフォルニアの頭部保護研究所の副所長)
   は長年ヘルメットとバイク事故を研究してきた。
   Thomがいうには、10中9の頭部への衝撃は路面との衝突により発生しており、
   単にバイクから落下し頭部を路面にぶつけることが
   不可逆の脳損傷を引き起こすに十分な衝撃を発生させる。
   ライダーにとって幸運なことにライダーが電柱やブロック塀に衝突することはほとんど無いが、
   不幸なことに車とぶつかり、その上を転がり、路面を滑走し、歩道との段差にはじかれることは
   比較的頻繁に起こる。


13 : 774RR : 2011/10/07(金) 13:06:20.97 ID:Ldr7tyGW
   http://i.imgur.com/vHtHD.jpg



   君に取って頭部のどの範囲が事故時にぶつかるかを知ることは助けになるかもしれない。
   この図がドイツの事故報告書により算出された範囲ごとの衝突確率図だ。
   どのような種類のヘルメットを購入するか考えるときはこの図のパーセンテージを考慮しなさい。
   馬鹿にでもわかるように言おう、より広く顔面が覆われているほど、保護性能は高い。

   ヘルメットメーカーは常に現実性、硬度、重量、エネルギー吸収性、価格を満たす最良のシェル素材を
   求めてきた。
   シェルは衝撃を分散させるためにはあまりたわまない方が良いが、
   本当に重要なことは、あまり堅すぎず、素材が崩壊することによって衝撃を吸収することである。
   ファイバーグラス複合素材は軽量なだけではなく、
   十分硬く さらにはディラミネーティングという、
   素材が部分的に剥がれることにより衝撃を吸収するという特性を持っており、
   シェルの素材としては極上である。


14 : 774RR : 2011/10/07(金) 13:07:11.66 ID:Ldr7tyGW
   ヘルメットはDOTとSNELLのどちらを満たすこともあるが、
   SNELLはライダーに取ってはより高い保護を必ずしも意味しない。
   ほとんどの専門家はあらゆる安全規格はフィッティング、快適性、
   口元の部分の衝撃吸収ライナーに比べると些末な要素だと述べている。
   しかし、プレミアムヘルメットは低価格ヘルメットと保護性能自体は大差ないかもしれないが、
   軽量性、使いやすいウィンドシールド、高い空力性能、より良い耐水性、
   より低い走行騒音を提供してくれる。
   アライのBruce Porterはヘルメットの価格の高低はその機能や有用性の高低と正比例していると
   確信していると述べた。

   どのようなライディングスタイルやヘルメットの種類であろうとも、
   事故時にヘルメットが外れないためのフィッティングこそがもっとも重要である。
   異なるメーカーは異なる内部形状をしているためだ。

   ヘルメットのもっとも重要な機能部品はライナーである。
   ヘルメットをミラーに引っかけたりすることは内部のライナーに見えない損傷を発生させる。
   悪癖だから直そう。
   ストラップでひっかけるか平らな面におきなさい。

   すべての石油系蒸気は発泡スチロールを分解する性質をもつため、
   あらゆる燃料や溶剤の上にヘルメットを置くことを避けよう。
   アライのPorterは熱い日の夕方にたった数時間バイクのガソリンタンクの蒸気排出弁の上に置くことで、
   ヘルメットのライナーが死ぬこともあり得ると言っている。

   同じ理由でヘルメットの塗装にも慎重になるべきだろう。
   アライのPorter,Tatungは共にヘルメットの 塗装はプロに任せるべきだと述べている。
   発泡スチロールがいかに弱い素材かを疑うのなら発泡スチロールのコップにラッカー液をかけてみるべきだろう。

   ヘルメットメーカーが未だ着手していない機能がある。
   それが防音機能である。
   高速道路で走行する速度で発生するノイズは聴覚障害を発生させるに十分な音量である。
   もちろんヘルメットメーカーは交通音と聴覚保護の間の絶妙なバランスをとる必要がある。
   ヘルメットに選択的防音機能が加わるまでの間は耳栓が君の聴覚を守る現実的な手段だろう。

   目の保護が重要なのは事故で容易に損傷するからというだけではなく、
   空気中のゴミによりライダーが暴走してしまう可能性があるからである。
   ほとんどの州では目の保護を義務づけている。


115 : 774RR : 2011/10/08(土) 13:22:07.21 ID:NmatYWEm
   >>111
   >>>109
   >愚者で結構です(笑)
   >どういうリサーチの結果か、それが自分(ライディングスタイル、速度域、体型、体重、etc)
    および自分の環境(サーキット、交通量、周辺車両の速度、etc)に
   >マッチするのかの検証もなしに鵜呑みにする賢者()にはかないませんね。

   こんにちは、>>12を訳したものです。 http://i.imgur.com/vHtHD.jpg

   この図はドイツのハノーバーメディカルスクールの
   交通事故調査学の教授Dietmar Otteによる
   公道での交通事故におけるライダーの頭部がぶつかる箇所を調べたものです。

   >>21
   日頃から米誌モーターサイクリストなどは読んでますがこの記事は米国のバイクフォーラムで
   話題になっていたので訳してupしました。
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